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瀧澤一寛です。
橋本敬三医師が創案した健康維持増進学である「操体」、そして、さらに進化している「からだ」の捉え方を師の下で学び続けています。「からだの要求にかなう」という観点から、身心共に元気になっていただけますよう、お手伝いをしております。
「からだの要求」にかなうこと
はじめにお伝えしたいこと。
それは、「からだ」はいつも空間と調和をはかってくれている、ということです。
「からだ」はこの地球上で環境の変化に適応するようにつくられています。そのお蔭で大部分の生命活動は、わたしたちが意識しなくても「からだ」の方で行ってくれています。
自然治癒力と呼ばれる力もその一つです。
症状の改善をはかること、身心のバランスをはかること、健康に生きること、快適に過ごすこと。これらが可能となるのは「からだ」が在るお蔭なんだ、というところからはじまります。
では、その「からだ」のはたらきが十分に発揮される為には何が必要となるのでしょうか。
それは「からだの要求」にかなうことです。
「からだの要求」にかなうためには、こちらから一方的に「からだ」に対してアプローチするのではなく、「からだからのメッセージ」を受け取るという姿勢から始まります。
「からだ」と向き合うこと
わたしたちは症状を抱えたり、身心のバランスが崩れたりすると、どうしても、痛いところや辛いところばかりに意識が向いてしまいます。
ただ、そんなときでも、「からだ」は変化に対応しながらベストを尽くしてくれています。
痛みや辛さに意識が向いているときはなかなか気づきにくいものですが、「からだ」は空間と調和をはかるために表現し、わたしたちに「感覚」というメッセージを発してくれているのです。
はじめに、この「感覚」という「からだからのメッセージ」を受け取り、それから「からだのリズム」を感じとっていくアプローチが始まる。
そのアプローチは、呼吸から始まることもあれば、皮膚にふれることから始まることもあります。「からだ」と共に「うごき」を表現していただくこともあります。
そして、その感じとっているリズムに、操者である「わたし」も、受けていただく「あなた」もゆだねていく。
「からだ」にゆだねる「間(マ)」において、「からだ」そのものと向き合っていると、「からだ」は癒され、おのずと治癒力が発揮されてきます。
「からだ」と「じぶん」の関係を築いていくこと
抱えている症状が改善していく、崩れていた身心のバランスが安定して元気になってくる。それはとても悦ばしいことです。
それによって、やりたいことができるようになった、以前よりも生きやすくなったと感じていただけるなら、わたし自身も嬉しくおもいます。
そして、何より有難いのは「からだ」が在るということです。
わたしたちの気づいていないところで、いつも環境の変化に対応し、空間と調和をはかってくれている「からだ」には、それにかなった「からだの使い方」があります。
「からだの使い方」にも意識を向けられるようになっていけば、日常生活の中でも「からだ」と「じぶん」のいい関係を築いていけるようになります。
わたちたちは、からだを壊してから健康の大切さや「からだ」の有難みに気づくのではなく、健康状態にあるときから「からだの使い方」を実践し、健康を支えてくれている「からだ」に感謝の念を抱くことができる。
それが健康維持増進としての生き方そのものにもつながっているということ。
「からだ」をとおして共感していきたい想いでもあります。
ここまでお読よみいただき、ありがとうございます。
ここからは「からだ」で感じていただけますよう、お待ちしております。
「からだ」のご縁に感謝致します。
てまり堂