違和感を無視するなかれ

常にあるわけではないですけど、たまに感じることがある。ちょっといつもとは違うな、でも、そのうち消えるんだろうな、あっ、やっぱり消えたから、なんでもなかったのかな。

こんな感じで割とスルーされがちですよね、「違和感」って。

僕らの「からだ」にはもともと、置かれた環境下でベストを尽くす、という力が備わっています。ようは、「からだ」にとって何か不都合なことが起きたとしても、ある程度なら、僕らの知らない間に、「からだ」のほうで生きるために必要なバランスやリズムをとってくれる力のことです。

たとえば、自律神経系というものが、僕らの「からだ」にはあるわけですけど、仕事をする時には交感神経系がはたらいて、休む時には副交感神経系がはたらく、この切り替えもバランスです。また、朝日を浴びれば活発になって、日が落ちて暗くなれば眠たくなる、これはホルモンのはたらきによるリズムです。

いずれにしろ、このバランスやリズムをとってくれているのが「からだ」の力なんですけど、このバランスやリズムが一時的に上手く取れなくなることがあります。

たとえば、ちょっと徹夜が続くとか、飲み会の回数が多くなったとか、会社の部署に苦手な人がやって来たとか、僕たちの生活パターンや環境が変わったそのときです。それでも、その環境下でやっていけるように、「からだ」はその都度調整してくれているわけです。血流やホルモンの量を変えてくれたり、内臓の緊張具合を変えてくれたり。そして、そのときに、僕らが感じるているものが「違和感」です。

一時的な「違和感」なら、冒頭のように、「からだ」そのものの調整力で事なきを得ますけど、それが積み重なってくると、何日も続くことになってしまいます。

ここで何らかの手を打てば、たとえば、いつもより早く寝るとか、食べ過ぎないようにするとか、スマホを見る時間を減らすとか、お風呂にゆっくり浸かるとか、適度にからだを動かすとか、朝になったら朝日を浴びるとか、「からだ」の仕事量を減らすことができます。

でも、ほったらかしにしてしまうと、どんどん「からだ」の仕事は増えるわけです。こっちも調整して、あっちも調整してといったぐあいに。

僕は操体専門ですから、操体の世界観で「違和感」というものをとらえているんです。現代医学のように「病気だから、症状や違和感が出るんですよ」という考え方とは違う。

病気が先に来るのではなくて、「違和感」がある状態を放っておくから、「からだ」の調整力が間に合わなくなって、気づいたら、病名がついてしまうような状態になってしまうんですよ、ということ。

こういうことは、経験的にあると思います。あのとき気づいていればよかった、というようなことって。ですから、「違和感」という「からだ」の声をキャッチするって、けっこう重要なんです。それだけで、対処のしようも早まるというわけですから。

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