生活空間とからだ

からだという生命現象は生活空間の枠を超えている。

生活空間があって、からだがあるのではない。

からだがあって、生活空間がある。

社会があって、からだがあるのではない。

からだがあって、社会がある。

からだという生命現象のお蔭で人間が成り立っている。

生命に生かされている、ということを感じられること。

その間(ま)にあれば、ほんとうに必要なことにふれられる。

自ずと意識はそこに向けられる。

からだと重なりますように。