「感じがいい」は「息がしやすい」

みなさんは普段の生活の中で、「なんだか息苦しいなあ」と感じることはないでしょうか。

「鼻が詰まって」といった身体的なことや、「閉塞感を感じて」といった心理的なことなど、原因は色々あると思います。

息がしづらい状態が続くと、いつの間にかそれが当たり前になってしまって、「息がしづらくなってしまっていること」に気づけなくなってしまうことも。

臨床を受けていただいたあとに息がしやすくなって、そのことに気づいていただくことがあります。

息がしやすくなって、それまで呼吸が浅かったことや、ちゃんと息が吸えていなかったことに意識が向くようになるんですね。

また、臨床後の変化としてだけではなく、前回のブログに書いたように「感じがいい」と感じられる状態になると、それだけで「息がしやすい」と感じられることもあります。

頭の向きや体位によって、または、操者との位置関係によって、詰まっていた鼻がすーっととおるようになったり、呼吸が深くなったりすることがあるんです。

体感し続けていることですけど、からだにききわけて「感じがいい」と感じられることと、「息がしやすい」と感じられることは重なっているんですね。

普段の生活の中でも、眠りにつくときに頭の向きを変えてみたり、寛いでいるときに座る場所を変えてみたりしてみると、呼吸の変化を感じられるかもしれませんよ。

できれば「息がしやすい」状態でいたほうが、からだにとっても、自分にとっても「感じがいい」ですからね。